素通り通信

愉快な記録です。

バンド練習のスタジオあれこれ

バンドをやったことある人なら「スタジオ練習」というのは避けられないイベントだと思うのですが
あれって行かない人は一生行かないような気がします。

自分、初めてスタジオなるものに行った10代前半の頃から現在まで
20年近くもの間「スタジオ」に定期的に行っています。
行かなかった年って浪人中くらいだと思います。

自分がいいなぁと思うスタジオは

  • 駅から近い
  • 駐車場有
  • ロビーが広く、くつろぎやすい
  • 飲み物が割高でない
  • ドラムセットのメンテがされている
  • マイクが臭くない
  • 練習時のポジショニングに困らない構造
  • 鏡ばり
  • 女子トイレがあって、掃除がきちんとされている
  • 店員が丁寧
  • 個人練習が直前でなくても予約できる

このような感じだと思います。

  • 駅から近い
  • 駐車場有

荷物が多いですからアクセスのよいところがいいわけです。
でも都会の場合は駅から近くて駐車場も有るというのは条件よすぎかもしれません。
重ね重ね、荷物多いですから、駅から遠いのは疲れます。学生時代よく行っていたとこは駅から長い坂をのぼった山頂にありました。
皆でしゃべりながら上っていたのもまぁ楽しかったのですけどね。
アンプやキーボード等多数持ち込みの場合は車移動必須になります。
駐車場があって無料だったりするといいのですが。まあそれは無理でも
超至近にコインパーキング等あるといいですね。

  • ロビーが広く、くつろぎやすい
  • 飲み物が割高でない

大体バンド練習後に反省会をしたりあれこれミーティングをしたり、練習中に休憩をしたりするので
くつろげるロビーがあるといいものです。
バンドマンは喫煙者が多いですから広いほうが煙たくなくていいですよね。
まあ余程広くてもこのご時勢に珍しいほど煙がたちこめていることが多いですが。
大体は自販機などもありまして。ごくまれに映画館とかみたいに普通の飲み物が割高になっている場合があったりします。それはひどい。
お菓子とか売ってる場合もあります。で、受付カウンターで飲み物食べ物等売ってるところは、パスタ程度の軽食も頼めたり生ビールなんかも買えちゃったりします。
しかしまあスタジオのロビーって何か独特の雰囲気ですよね、どこに行っても「あー、スタジオだなぁ」という匂いとかします。
大体ロビーにはフライヤー類が沢山おいてあったり、音楽雑誌なども多数あったり、ライブビデオ等が流れていたりします。わりと時間を潰すのは楽です。
練習開始時間よりもずいぶん早く到着しても、雑誌読んでみたり、楽器いじったりしてなんとなく時間が流れていきます。あまり退屈しません。

  • ドラムセットのメンテがされている

これはもう!本当に大事です。
勿論全ての機材について言えることではありますが。
ろくにメンテしてないところだと、シンバルが割れてたりスタンド類がグラグラしてたり
タム類もヘッドがボロボロ、ということがあります。
店員さんにドラマーがいたり、ドラムレッスンをやってたりするところは大体そのあたりはとても良いです。
某チェーン店ですとドラムセットが特殊で囲ってある手すりみたいなところにタム等がマウントされてたりしてセッティング大変だったりします。
慣れると実はそっちのほうが楽な面もあるのですが。

  • マイクが臭くない

これ、ほんとに困ります!!!マイクがベコベコだったりくさかったりして。
衛生上もどうかと思うんです。
やっぱりマイマイク持ち込んだほうが確実だとは思います。

  • 練習時のポジショニングに困らない構造
  • 鏡ばり

スタジオ内は広い部屋と狭い部屋、なんか三角形の部屋、と、いろいろありますが
ドラムはまぁ位置が固定されてしまってますが、それぞれギターリストベーシストキーボディストボーカリスト等がいて
それぞれの楽器のアンプ類を配置して
そして歌も歌うのでマイクを使うとなると
「立ち位置」というのが問題になってきます。
それぞれのメンバーがそれぞれの楽器の音をよく聞き取れ、歌も聞き取れるとベストなのですが
その為にギターアンプ等を移動させたりあっちに立ってみたりこっちに立ってみたり
試行錯誤することになるわけですが
マイクの向きによってはハウリング問題なども起こってしまい
部屋の構造やメインスピーカーの配置場所によっては
短時間にベストポジションをつかむのが難しいこともあります。
マイク等のケーブルの長さ、電源コンセントの位置、ミキサー卓の位置など
あれこれ障害は多いです。
で、聞き取りづらかったりなんか適切でない音量で練習する羽目になったりします。やりづらいです。
んまぁやりづらい環境での練習というのも、ライブに備えるという意味ではたまにやったほうがいいとも思いますが。

何度も通い慣れたスタジオですともうその辺はクリアされてることが多いですが、初めて行くスタジオとか緊急でスタジオ練習が必要でいつもと違う部屋しか開いてなかったとか、そういうこともあるのでとりあえず長い長いケーブル類や延長コード等をあらかじめ用意して持ち歩いておいたりするとずいぶん過ごしやすいかと思います。

壁は鏡張りであるといいかと思うのは、やっぱりライブは見られるものですから、どのように自分が演奏している姿が人の目に触れるのかということは知っておいたほうがいいわけです。
すると鏡があればなんとなく知ることはできますので、よいかと。
私のようにアクション重視の人になると振り付け等のチェックで鏡は必須です。

  • 女子トイレがあって、掃除がきちんとされている

これは長年通っていてずっと思っていたことなのですが、スタジオというのは男性比率が異様に高いです。
男女トイレがわかれてない場合もあったりします。
店員も男性が多いです、で、女子トイレが汚かったりします。
どうも私は練習中にうんこしたくなったりすることが多いので、くつろげるトイレがあると嬉しいものです。

  • 店員が丁寧
  • 個人練習が直前でなくても予約できる

店員さんは愛想が悪いことも多いです。まあスタジオに限らずあらゆる接客業で無愛想な人はいますよね。
スタジオ練習中にも、機材の使い方が分からなかったり、ちょっとした機材トラブルがあったり、電池や弦などの消耗品を急に買うことになったり、オプション機材を追加で借りることのなったり、等
店員さんとコミュニケーションを取ることがあります。
その時丁寧に教えてくれたり対応してくれたりすると非常に嬉しいですよね。

個人練習(1〜2名の練習です。料金体系がバンドと違っていまして、通常は部屋単位で一時間いくらというものですが個人練習はどこの部屋でも一人一時間いくらという感じです。まれに巨大部屋だとちょっと高かったりします。)というのは通常のバンド練習と違って、だいたい前日や当日などから予約を受け付ける場合が多いですが(バンド練習の合間を予約できるイメージ)
私のようにソロで練習する機会も多いと、3日前から予約できる店はいいですね。
うちはバンドも2人編成だったりするので個人練習は安くて助かっていました。

以上、これらを踏まえて非常にやりやすいスタジオ、というのがいくつかあります、
他にも全体的にきれいだったりかび臭くなかったり禁煙だったりすると嬉しいのですが。
ついでにトイレはウォシュレットがいいとかドラムセットはヤマハかパールがいいとか
カウンターで売ってる生ビールは冷えていてほしいとか、コーヒーの無料サービスがあるといいとかいろいろ言い出したらキリがありませんが
汚くて煙たくて殺伐としてボロボロの機材のスタジオというのもまたそれはそれで逆に落ち着いたりします。
普段会社員ですと、練習そのものがひとつのレジャーみたいなもんですから。できるだけ非日常だとそれはそれで楽しいんですよ。

すべてのスタジオに幸あれ。