素通り通信

愉快な記録です。

ライブハウスからUst中継を試みる

すごい人気ですね、Ustreamが。
雑誌でも特集してるところをよく見かけます。
このビッグウェーブに乗るべし!と、先日
ライブハウスからイベントをUst中継してみました。ライブイベントではなくDJとトーク主体のイベントです。



実は今まで、何度もiPhoneからライブ風景など中継を試みています。
iPhoneからだとUstreamよりもtwitcasting(モイ!ってやつ)のほうがどうやらよさそうだ、とか、Ustでもtwitcastingでも、iPhone単体で普通のライブみたいな音量がでかすぎるのを中継しようとすると音が割れて大変なことになる、とか分かりました。そして回線がブチブチと切れます。
ということで、ちゃんとやるならPC使って、それなりの回線でやったほうがいいのだろうな、とか、音声は、なんか自宅でひとりでレコーディングとかいう作業をさんざんやってきているのでそのへんの知識は活かしたほうがよさげである、とか、iPhoneでの中継から学んだことはいろいろあるのです。
自宅でノイズ出して遊んでるとこ、などはiPhoneで十分な感じでした。
参考動画⇒電気手袋、自宅で即興ノイズ遊び(長い)


今回中継を試みたライブハウスは、ライブハウスと呼ぶには小さめの、クラブ的なお店で、ビルの2階にあるお店でした。
2階だったらイーモバイルの電波がOKだろうから、PCとポケットWi-Fiで多分いけるのではないかと。ということでPC持ってく決心をしました。
音量は、いろいろ用意するのが難しかったというかめんどくさかったので、もうPC内蔵マイクでどうにでもなれと。でかい音の生演奏無いし。


というわけで、当日は
・自分のノートPC
イーモバイルのポケットWi-Fi
・Webカメラ(980円で30万画素)
・もしもの時のためにiPhoneも繋げるように、そして電池切れ対策で充電できる準備
などしていきました。
結果としてはPCの内蔵カメラ&内蔵マイクで中継をしたのですが。
カメラ2点切り替えできるのでWebカメラも接続してたのですが、ライブハウスの暗がりで30万画素は心霊写真みたいな映像しか写りませんでした。なので早くに諦めました。


イーモバ電波は途切れることなかったです。でも私が不注意で一旦抜いてしまって途切れたのですが。
音量は、ずっと見ていた感じだと、音量ゲージが緑のとこばっかりだったので多分大丈夫だったと思います。
オーディオインターフェースをちゃんと用意して調整して、そこそこのカメラを使えば、アコースティック向けの店あたりからの中継なら私の手持ち機材で、私ひとり頑張るくらいでそこそこのクオリティーで中継可能だと思います。
もっと端的に書くとそこそこの画素で暗さに強いカメラさえあれば、と。
問題は電波ですかね。店に無線があればそれ借りたりできるだろうけど、それがなくて地下の場合は難しいかもしれないが。多くのライブハウスは地下にあるわけでして。
インターネットでライブ中継というのは、5年くらい前に既に「LiveCheers!」というサイトがやっていて(今はもうそのサイト自体が無い)、そして現在もUstでお店主体で公式に中継してるライブハウスもあるのですが
どことなくですがこういうのはアマチュアの場合はアーティストが主体になっていろいろ知恵を絞って工夫してやったほうがなんか面白いものになるんじゃないかなと思います。
というのもライブハウスがライブをやる時に録画してくれるライブ映像とかって、大体PAとか照明の方々が片手間にやってるので、ぶっちゃけ映像が微妙。定点でつまらなかったりとか、カメラいくつか使ってても見せ場がわかってなかったりとか、そんなんばっかりなのです。きっと当事者同士でやったほうがなんか面白くなりそうではないか。


中継ばかりやるようになるとライブハウスに行く人が減ってライブハウスが廃れるのではないかとも危惧されるのですが、その反面「生でその場で見ないと得られないこと」を知恵をしぼってアーティストが提供するようになれば、Ustで宣伝してライブハウスに人を集める、ということも可能なのかと思います。とはいえ「家で見れるならそれでいいや」って大体の人は思っちゃうので、かなりの付加価値が「現場」にないといけないと思うのですが。
って、これって別にUstに限らずにライブに人を呼ぶというのはそういう付加価値を提供しなきゃ!ってことなのですが。全然ライブハウスに人呼べなくてもUstやればすごい人数が見るアーティストってのもインディーズならそれはそれで面白いんじゃないかな。


まあ、まだまだ可能性は、いろいろあるさ、ってことですか。
21世紀、いろいろやれて面白い!